桜満開!春の山陰・因美線の旅 【2】因美線各駅の桜を楽しむ ◆

朝、ホテルの朝食バイキングを楽しみ、鳥取駅より旅を続けます。
この日も、earlさんと共に因美線の木造駅舎と桜を見物し、大阪に帰阪します。
この日の行程ですが、天気もいいので美作河井から知和までは1時間ほど徒歩で移動します。
美作滝尾から、もう1人同行者も増え、帰路が楽しくなりました。

2011年4月10日(日)

鳥取→智頭→美作河井 ◆
美作河井駅に到着です。古い木造駅舎の駅です。
また駅前にはかつて使われていた転車台が残っており、見学する事ができました。



駅のある山手は、矢筈城跡になっています。
今は鉄道が走り駅があるのですが、当時は何もない山の中。
難攻不落の山城だったのでしょう。


美作河井転車台です。



名盤ですがよく見ると面白い表記です。
「橋りょう名 美作河井転車台」 転車台ですが扱いは橋なのですね。


転車台を見学した後、再び駅舎に戻ります。





駅ノートを描かせて頂きました。
earlさんのイラストリクエストで、一騎当千の関羽を描いてほしいという事で、それっぽいキャラを描かせて頂きました。

過去に描いたイラストが残っていました。
その直後に、同じ様に駅ノート絵師の木葉きろはさんがイラストを残されていました。
木葉きろはさんのイラストとツーショットです。


美作河井→(徒歩)→知和 ◆
駅ノートを描き終え、知和駅まで一駅間を歩きます。
事前に地図で調べると、約4キロ、1時間ほどの行程です。
春の景色を楽しみながら、ぶらぶらと歩いてみます。
つくしを見つけました。よく探すとあちこちに生えています。


転車台への入り口です。
ここから線路をくぐり山側へ進むと安全に転車台までたどり着けます。


川を挟んだ反対側に駅がみえます。


鉄道ファンの撮影ポイントでもある鉄橋、松ボウキ橋梁です。
「山かんむりに川」と書いて、ホウキと読む様です。



しかし、この漢字、常用漢字にも登録がなく、異体字や古字など、常用漢字以外もくまなく探しましたが見つかりません。
きっと「箒(ほうき)」の略字なのでしょうが、最初に名前をつけた人に聞かない限り本当に「まつぼうき」と読むのかどうかも分かりません。
という私も、「藤」という字をこのように略して書いたりします。同じ類?


余談はさておき、旅を続けます。
途中、道路に現れた蛇が、車に轢かれるというシーンを目撃し、ちょっと驚きました。
春なので蛇も冬眠から覚め、出てくる季節なのですね。
藪に入るときは注意しないといけません。


こどもの日にはまだもう少し早いですが、見事な鯉のぼりです。


古い町並みです。ここは昔、街道だったのでしょう。


知和駅近くの踏切で、タイミングよくキハ120が通過しました。


知和駅に到着です。
美作河井駅同様に小さな木造駅舎の駅です。






駅ノートがあるので描かせて頂きました。
earlさんのイラストリクエストで、一騎当千の孔明っぽいキャラを描きました。
イラストリクエストを頂くと、今まで描いたことのないキャラクターを描くいい機会になります。
楽しく描かせていただきました。

知和→美作滝尾 ◆
知和から列車に乗り、美作滝尾で下車します。
この駅は「男はつらいよ」のロケ地の駅として有名です。
また駅に大きな桜の木があり、撮影ポイントになっています。
私が下車した時も数人方が桜をバックに撮影をされていました。






この駅でのearlさんのイラストリクエストは、一騎当千の伯符っぽいキャラです。
模写ではないので、描きたくない電柱などは無視して描かせてもらっています。
(イラストをクリックすると、大きくな画像が表示されます。)



美作滝尾→三浦 ◆
続いて三浦駅に向かいます。
この駅も桜の綺麗な駅で、一部が桜のトンネルになっています。



線路脇に咲くシロバナタンポポです。


ほんの一部分ですが、桜のトンネルです。


駅ノートがなかったので、私用のイラストノートに描いてみました。





桜とコブシ、そして桜と椿?
時期が違うのでは?と思い間近で見ましたが、やっぱり椿でした。
あまり見たことのないめずらしい組み合わせです。



三浦→高野 ◆
三浦より高野に向かいます。
時間が余ったので、後続の列車に飛び乗ってこの駅で下車しました。
単線の為、上下線の列車をうまく使うと、多くの駅で下車する事ができます。
高野ですが、元々は交換駅だったようで、反対側のホームが残っています。






駅近くの畑に芝桜が満開でした。




高野→美作滝尾→東津山→佐用→姫路→大阪 ◆
いよいよ帰路につきます。 この駅からさらに美作滝尾に戻り、この駅で知人と合流しました。
道中は旅の話と写真の見せ合いで盛り上がり、楽しい帰路になりました。
帰路は因美線東津山より姫新線に乗車し、姫路に抜け大阪に戻ります。
途中、美作江見で列車の交換です。


佐用からは、姫新線のキハ127に乗車します。
それまではキハ40、47が走っていましたが、2009年からキハ122とキハ127に置き換わりました。


その後、姫路駅より新快速で大阪駅に戻り、それぞれ家路につき旅は終わりです。
鎧駅の海、鳥取駅近くの夜桜、因美線の桜がとても印象に残る旅になりました。
2011年春の18きっぷシーズンもこの日で期間が終わります。
次は夏の18きっぷシーズンまで、しばらく旅はお休みです。


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