飛騨路と伊勢路をめぐる旅 【1】 下呂温泉と飛騨を巡る ◆

2011年夏の18きっぷシーズンで、3セット買った切符の消化の為、旅に出ました。
大阪を出発し高山方面に行って下呂温泉と高山の町を楽しみ、翌日は富山を巡って帰阪する旅を計画しました。
早速ダイヤを作成し、意気揚々旅に出ました。
この旅では、高山本線の国鉄色もどきのキハ48を狙います。
ですが、どの列車が国鉄色もどきなのか分かりません。
まぁ、半日以上高山本線内をうろうろするので、どこかで出会えるだろう。
まずは下呂まで行ってみます。

2011年7月30日(土)

大阪 → 京都(904K) → 米原(3202F) →大垣(5310F) → 岐阜 ◆
まずはいつもの列車で東海道を進みます。
手順に京都と米原で乗りかえますが、いつもなら旅人でいっぱいのはずの米原発3202Fが、この日はびっくりするくらいがら空きでした。
ほとんど人のいない3202Fです。



大垣で乗り換え、岐阜までやってきました。
大垣からの3202Fはさっきと打って変わっての超満員!
まぁ岐阜まで10分程ですので座る気はありませんが、我先に座ろうという屑鉄(マナー悪すぎる鉄ヲタ)が滑稽で笑えます。
どうぞどうぞお座りくださいな。なんなら網棚もあいてますよ!?

岐阜に着きました。
ここから高山本線に乗り換えます。
岐阜駅はいつもは通過駅で、あまり撮影する機会がなかったので少し撮影します。
ホームに停車しているのは311系です。
実は私、ずっと311系を313系と同じだと思っていて、この旅で初めてこの311系の存在を知りました。
311系を見て「おや?コレは新車?313系の改造?211系+313系っぽい顔?」とか思ってしまいました。
そういえば311系と313系は顔も違うし211系とも全然違いますよね。
これまで東海道本線は何度も利用しててこの車両にも乗っているはずですが、今日までまったく気がつかなかったのが不思議です。





岐阜(3711D) → 鵜沼 ◆
高山本線に乗車し鵜沼に向かいます。
ここ、高山本線はキハ48、40の王国です。長編成のキハ48、40を見ることも出来ます。
キハ40、キハ47の車内は、写真のとおりです。
クーラーが取り付いたりと少しは手が加わっていますが、シートの色や手すりなどはけっこう古いです。






鵜沼駅手前では、名鉄の新鵜沼駅が見えます。



鵜沼に到着です。
この駅で下車し名鉄の列車とホームを撮影します。
その昔、急行北アプルスがこの駅でJRに乗り入れ、運行していたとか・・・・
この駅で下車した時は頭の片隅にあった程度で、それほど気にしていませんでした。





JRのホームからも名鉄の車両が見えます。





駅のコンコースから見た名鉄とJRの線路です。
この配置を見ると、昔はつながっていたのかもしれません。




駅を出て名鉄新鵜沼駅に行ってみました。




撤去された線路跡です。
後で調べるとここに留置線があったようです。






後で調べて分かったのですが、この写真の先、丁度青い建物のある辺りに今でも短絡線の廃線後が残っているようです。



後で調べると、名鉄JR直通の急行北アルプスが廃止になったのがほんの最近、2001年の事だと分かりました。
てっきり、白黒の写真の時代のことかと思っていました・・・
急行北アルプスも、なんともいえない愛嬌のある顔でかなり興味がわきました。
事前にある程度調べておくべきでした。
次回訪問時はこの短絡線跡を、撮影してみたいです。

鵜沼(713D) → 美濃太田(1715C) → 飛水峡信号場 →下呂 ◆
鵜沼から再び高山本線に乗車し美濃太田で、下呂行きの普通1715Cに乗車します。
美濃太田では太多線から来たキハ11が停車しています。





美濃太田を出てしばらく、上麻生を過ぎたあたりで、飛水峡が見えます。



そしてこの飛水峡の傍にある信号所が飛水峡信号場です。



さらに飛騨川沿いの中部電力のダムの横を過ぎます。
その水量とコンクリート要塞のような勇姿がすごく迫力があります。





白川口駅に停車しました。
白川郷の白川村とは違い、白川町の白川で、お茶やヒノキが名産の地です。



下油井に停車しました。
この駅では対向列車の交換を行いました。
ここで初めてキハ48の国鉄色もどきが登場です。
今回の旅はこの列車を目当てに来たようなものです。
すれ違いざまですが、撮影しました。




下呂 →(徒歩)→ 下呂温泉街 →(徒歩)→ 下呂◆
キハ48の国鉄色もどきを目当てに来たようなものといいましたが、実際はここ下呂温泉も楽しみにしていました。
下呂駅に到着後、早速、駅の撮影をします。



ホームに湧き出している温泉噴水です。




龍に飾られた下呂駅の駅看板です。
下呂のお祭り、龍神火まつりのPRでしょう、立派な龍です。




駅の外に出て、下呂温泉街に向かいます。
駅前には「歓迎」の文字、観光案内所で確認するとあちこちに温泉施設があるようです。



下呂温泉の由緒と、鷺のモニュメントが駅前にあります。




下呂温泉街に渡る橋を渡ります。
河原には無料の露天風呂がありますが、更衣室もなければ、混浴で、しかも橋から丸見えです。
この他に撮った写真ですが、本気で黒丸で修正が必要なものもありました。



橋を渡ると下呂温泉街に出ます。
角に温泉神社があります。



いつもは、下呂温泉白鷺の湯で入浴しますが、今回はクアガーデン露天風呂に入浴します。
入浴料は600円ですが、露天風呂のほか、蒸し風呂がとても気持ちよかったです。



クアガーデン露天風呂を楽しんだ後は、ふたたび下呂温泉街を歩きます。
空がとてもきれいだったので、数枚写真を撮ってみました。





飛騨高山のマスコット「さるぼぼ」。その神社がありました。
さるぼぼ七福神社です。
境内にはまがまがしい金色の足湯があり、お土産屋さんが併設されています。
ご利益は期待できませんが、なんとも楽しい施設です。





そろそろいい時間になってきたので、駅前に戻ってきました。
駅前には温泉スタンドがあります。温泉水を売っている自動販売所です。
ポリタンクを満タンにするようなリットル単位での販売なので、私のようなペットボトル一本でいいような旅人には向きません。
スタンドの横に源泉を引き上げる施設があり、ここから温泉水を分配しています。
同じような施設は下呂温泉内に数箇所あります。




スタンドの横はすぐに線路で、今から乗る列車が停車しています。




この後下呂を出発し、次の目的地、飛騨萩原と渚駅、そして高山に向かいます。
下油井でキハ48の国鉄色もどきに出会いましたが、すれ違うだけでした。
せっかくここまで来たのだから乗ってみたい・・・それにしてもいつくるのか分からない。
乗車できるかどうか、ほとんど運まかせになりそうです。


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