直前の豪雨災害、2011年東北旅行 【1】 信越へ迂回し新潟へ ◆ |
2010年の夏旅は竜飛岬、2011年の夏旅は九州か東北か。 今回の旅の同行者、earlと悩んだ末に東北をくまなく回ることになりました。 まず休みですが、earlの仕事の夏休みにあわせて何とか調整。 そして日程が決まり早々に、ムーンライトえちご、SLばんえつ物語の指定席をゲットしました。 ここまでは、いつもの旅支度となんらかわりません。 しかし、今回の旅はこの後の災害で一変しました。 旅の直前に新潟県で記録的な豪雨災害が発生し、あろうことか、磐越西線、只見線、飯山線と上越線が不通に。 このうち、只見線は早戸温泉と田子倉駅を楽しみにしていたのですが壊滅的ダメージで復旧の見込みはなし。 磐越西線も大雨で道床が流れたのか不通になり、代行バスは走ったものの、楽しみにしていたSLの旅が中止。 上越線も部分的に被害に遭い、乗車予定のムーンライトえちごが運転取り止めになりました。 これにより、以前から予定していた行程が台無しになり、旅直前に行程の変更を余儀なくされてしまいました。 まず当初、大阪出身の私は一路新宿に向かいearlと合流の後、ムーンライトえちごで新潟入りする予定でした。 ムーンライトえちごが運転取り止めになっているので、上越線からの新潟入りは不可能です。 仕方なく迂回路で中央西線と信越本線で新潟に向かう事にして、earlは新幹線で新潟に入る事になりました。 2011年8月11日(木) 大阪(700M) → 米原(200F) → 大垣(2514F) → 名古屋 ◆ いつもの旅では大阪を5:02に発車する普通京都行きに乗車し、京都で乗り換え普通長浜行きで米原を目指します。 しかしこの日は平日の為、すこしダイヤが違います。 その為、いつもより少し遅い快速列車で、米原に向かいます。 米原で東海道線の大垣行きを待ちます。 「まぁ、いつもの117系だろう」と気を許していたらまさかの373系の普通列車の登場。 席を確保して発車までの間、撮影をしました。 後から来た新快速からの接続で、たちまち373系は人でいっぱいです。 そして大垣着。 ここでも、接続列車の新快速の豊橋行きに客が殺到したちまち満席。 今回の旅は名古屋から中央西線に入るため、あえて座らず、立ちやすい場所に陣取りました。 平日の為、岐阜、三河一宮あたりで通勤ラッシュとなり、大混雑です。 そのまま名古屋に到着です。 名古屋(2709M) → 中津川 ◆ 名古屋からはロングシートの313系快速中津川行きに乗車します。 この区間は特に撮影することもなく中津川に到着です。 あえて車窓を楽しむなら、定光寺や古虎渓あたりの山岳地帯でしょうか。 大雨の影響か、川の水が増水しにごっていました。 山岳を越えると中津川に到着です。 ここですこし休憩し、駅そばを頂き、中津川駅を散策します。 中津川では私一押しの駅そば、「根の上そば」を頂きます。 てんぷらを入れると腹持ちがいいので、少し贅沢に天ぷらそばでこの日の朝昼ごはんを済ませました。 中津川では1時間弱時間がありますので、駅の外に出てぶらぶらしてみます。 いつもこの駅で長時間下車の場合、駅から500メートルくらいいったところにある、ショッピングセンターに向かいます。 おやつや食料、飲み物を仕入れ、面白いものがあれば衝動買いしちゃいます。 お盆のシーズンなので、駅前には提灯が飾り付けされています。 結構大きいです。 ショッピングセンターに行く途中に中山道を横切ります。 大きな国道ではなく、昔の街道です。 ショッピングセンターを後にし、中津川駅に戻り旅を続けます。 中津川(1831M) → 広丘 ◆ 中津川からは景色が変わり、木曽川沿いを縫うように走ります。 木曽川とそれに張り付くように走る国道19号線と併走します。 国道には変わった信号機が設置してあります。 居眠り防止装置です。 どういう理屈か分かりませんが、車を検知するとすごい警報音で発報します。 列車は木曽川の山岳地帯を走り南木曽駅を越え十二兼駅に到着です。 塩尻まではもう少しです。 ようやく山岳地帯を抜け塩尻の盆地に入りました。 山を抜けるとブドウ畑が見えてきて塩尻に到着します。 この列車は松本行きですが、松本で塩尻発の列車に接続します。 塩尻で降りると次の列車の始発から座れるのですが、人駅でも多く下車する旅。 ここはあえて、このまま乗車し、広丘駅で下車してみます。 広丘 ◆ 広丘に到着です。 駅スタンプと18きっぷに下車印を頂き、駅を撮影しました。 松本に通勤通学する人のベッドタウンといったところでしょうか、きちんとして駅でした。 広丘(1539M) → (桑ノ原信号場) → 長野 ◆ 広丘からは後続の長野行きに乗車します。 この車両、窓がすごく汚れているので写真がうまくうつらず残念でした。 松本駅を越え、北松本を過ぎたあたりから、梓川沿いに走ります。 梓川は信州の高い山々を支流に持ち、やがて、千曲川に注ぐ川です。 大雨の影響で濁流でした。 篠ノ井線の楽しみは、冠着、姨捨といった有名な駅を楽しめます。 桑ノ原信号所に到着です。 この信号所は姨捨駅と稲荷山駅の間にある、スイッチバックの信号所です。 今回はここで、特急しなのの通過待ちを行いました。 本線を颯爽と通過する特急しなの383系。 この後、列車は山岳地帯を下り、長野に到着です。 長野 ◆ 長野駅では少しだけ時間があったので、名物のおやきを買いに改札外にでます。 お目当ては、コンコースの出店で売っている西澤のおやきです。 すごい行列です。 時間に余裕があるので、きっちりゲットできました。 長野(351M) → 直江津 ◆ 長野からは信越本線で新潟を目指します。 車内のボックス席で、私の向かいに座った大柄の外国の方が、一生懸命にビスコを食べているのを見て笑いをこらえるのに必死でした。 ビスコを食べて、シュポっとオロナミンCを飲んで、さらに干し梅を食べたのを見て、失礼ですが吹きだしましたよ。 そんな気まずい車内ですが、信越本線を進みます。 千曲川沿いを進み、古間駅に停車しました。 使っていない古間駅の写真を撮っていると、ビスコ外国人に、ついに話しかけられてしまいました。 「あぁ・・・ふるま・・・古ぅい。。。。」 もうお願いですからこれ以上、笑わせないで下さい・・・ 列車は黒姫に停車しました。このあたりはスキーで有名です。 妙高高原に着く手前です。 スキーシーズンには多くの人が訪れるため、ペンションやホテルが目立ちます。 山肌にジャンプ競技のジャンプ台があります。 妙高高原を境に列車は直江津方面へと山を下ります。 その途中にある、スイッチバックの駅、二本木駅があります。 スイッチバックの引込み線は、昔ながらの木作りの小屋のようなシェルターになっています。 二本木駅でスイッチバック明いた後に下る、本線です。 北陸新幹線の高架工事中です。 2011年8月現在、まだ完成していません。 長野新幹線を延伸し直江津経由で日本海側を福井駅くらいまでは着工しています。 しかし、福井から大阪のルート琵琶湖の西か東か、小浜を経由するかがまだ決まっていません。 いずれにせよ、金沢くらいまでは2015年に完成するといわれています。 普通列車の妙高号とすれ違いました。 あさま色183・189系の普通列車で指定席があります。 直江津(1347M) → 長岡(2044M) → 新潟 ◆ 直江津から日本海の夕日を見ながら長岡に向かいます。 旅直前に発生した災害、新潟豪雨の影響がいよいよ出はじめました。 大阪発札幌行きの寝台特急トワイライトが少し遅れ、その通過待ちで柿崎駅で足止めです。 寝台特急トワイライトエクスプレス通過動画 寝台特急通過後は少しの遅れで柿崎駅を出発しました。 日本海に沈む夕日がとてもきれいでした。 日本海の海岸沿いにある駅、米山駅を通過します。 列車は長岡に到着、乗り換えて20:44に新潟に着きました。 長岡を越えたあたりから、私の体調が悪くなりだし耐えれないくらいの頭痛に見舞われました。 なんとか新潟駅で下車しましたが、待合室で動けなくなってしまいまいた。 新潟駅では、今回の旅の同行者earlと待ち合わせし、事情を説明し新潟で宿泊となりました。 その後は新潟駅前の薬局で買った頭痛薬がよく効いて大丈夫でしたが、旅では自身の体調管理も大切です。 |