直前の豪雨災害、2011年東北旅行 【7】 日本海を見ながら ◆

2011年8月16(火)

長岡(1324M) → 鯨波 ◆
最終日は長岡から帰阪の旅開始です。
でもただ帰るだけでは面白くないので、いろいろ寄り道をします。
まず同行のearlが寄りたいといっていた、鯨波駅に立ち寄ります。
7時半ごろ鯨波に着きました。




駅舎には大きな鯨の絵が描いてあります。



駅から少しのところには砂の海岸が広がっており、この時期は海水浴で人気です。
小さな路地には海水浴のグッズを売ったお店と海の家が並びます。



鯨波海水浴場に到着しました。
朝早くからたくさんの海水浴客がいます。




夏の太陽、穏やかな波で、今日は絶好の海水浴日和です。
私も膝まで捲り上げ、足だけ海に入ってみました。
汗がすっと引き、すごく気持ちいいです。




ビーチに小さなカニがいました。



カニの目線から海を臨みます。
小さな波でも、自分の数倍の高さにみえるのですね。
この後カニは波にさらわれて、海に消えてきました。



海を満喫した後は、鯨波駅に戻ります。



鯨波(1330M) → 青海川 ◆

鯨波の隣の駅、青海川に移動します。
線路は海沿いに敷かれ、美しい日本海を見ながら進みます。



青海川駅に着きました。
海に一番近い駅として有名ですが、この様な駅は大村線の千綿や、参宮線の池の浦シーサイド駅など、他にもたくさんあります。
またこの駅は、中越地震で被害を受けた駅で、裏手のがけが崩れ、土砂でホームが半分ほど埋まりました。
今もその跡が残っています。



駅舎は中越地震の時、基礎が狂うなど被災し立て替えられました。
駅ノートが設置してありましたが今回は描かず、駅浦の海岸に行ってみようとおもいます。
まずはホームとその景色を撮影します。




駅のすぐ後ろが崖でその下が海岸になっています。



向こうの半島、よく見ると滝ですね。
いままで気が付きませんでした。



駅を出て、しばらく歩くと線路の反対側に渡れるトンネルがあります。
下草が生い茂り、少し心配になります。



渡ると遊歩道があり、海岸に降りれます。



海岸は思ったより波が強く、ゴロ石の海岸でした。
私が訪問した時は、海の家があったようで、丁度解体作業の真っ最中でした。
こんな荒い海岸でも泳ぐ人が居るんだなと、すこしびっくりです。
それより解体した資材を運ぶトラックが海岸まで入ってきていました。
いったいどこから入ってきたのか?





この川の隙間からトラックが出入りしていました。
でも駐車場がないので、車での海岸への乗り付けは無理です。



再びホームに戻ってきました。
18きっぷのパンフレットになりそうな風景を撮影してみました。
海の青と空の青がとてもきれいです。



青海川(1332M) → 直江津(546M) → 筒石 ◆

トンネルの駅、筒石駅で下車してみました。
同行のearlはこの駅がトンネル駅だとは知らなかった様子です。
まずは去り行く475系を撮影しました。
昔は急行にも使われたのと同系統の車両です。




筒石駅ですが、土合駅や美佐島駅と同様、トンネルの中にある駅です
トンネルの中は夏は涼しく冬は暖かかく、常に駅員さんが散水し湿度を保ってくれています。
また、特急や通過列車が近づくと、すごい風圧で待合室のドアがうなります。



ホームを出て地上の駅舎に向かいます。
まずはホームから、跨線橋の役割をする階段で、ホームのひとつ上の階に移ります。



この通路が跨線橋の役割をします。
手前から下に下りると新潟方面のホーム、突き当りから下に下りると富山方面のホームに行きます。



この階段が駅舎と地下通路を結ぶメイン階段です。



そして地上の駅舎に出ます。
駅員さんがいる駅で、記念入場券や駅スタンプ、駅ノートの設備も整っています。



今回は駅ノートを描くのをやめて、駅から1キロほど離れた漁村に向かいます。
駅はかなりの山の中にあり、山道の隙間から時折美しい海が見えます。
同行のearlと共に山道を下ります。




途中撮影していませんが、山を下ると漁村があり、漁協があります。
あまりに暑かったので、海近くの公園で水遊びをして、ジュースを飲み、夏の炎天下を楽しく過ごしました。
ちなみに駅への登り坂はかなりしんどかったです・・・

筒石(550M) → 富山(436M) → 金沢(列車番号不明) → 福井 ◆

同行のearlですが関東へ帰るので途中糸魚川で別行程となります。
糸魚川からは大糸線に乗車、南小谷からリゾートビューふるさとに乗車、松本からあずさに乗り継ぎという帰路の旅が控えています。
特にリゾートビューふるさとなど、関西の私にとってはまったく縁のない列車なので、乗車できることうらやましい限りです。
糸魚川駅で窓越しに別れ、私は北陸本線を関西に向けて出発しました。
14時過ぎに富山駅に着き、遅いお昼ご飯です。
立山そばは富山駅で必ず食べる、北陸路の楽しみの一つです。
すこし柔らかい目のそばで、立山と書かれたかまぼこが特徴です。



高山本線の猪谷まで入るキハ120系です。
前後で前面の色が違い、赤顔と緑顔があります。



富山を出発し、疲れのあまり眠りました。
金沢で無意識に乗り換えさらに眠り、気が付けば夕暮れ時。
窓の外を眺めながら、長かったこの旅に想いを馳せます。



福井(列車番号不明) → 敦賀(列車番号不明) → 大阪(着) ◆

翌日からの仕事に備え、最後の最高の贅沢ということで、福井で下車しました。
刺すように暑い真夏の西日が照りつける駅前です。



福井ではファーストフード感覚で手軽に名物ソースかつが食べれる、駅前商店街にある小川屋に行きます。



メニューです。
ソースかつの並で480円は安すぎです。



注文した元気カツ。
器からはみ出るほどの大きなソースかつはかなりおいしいです。



食後、缶ビールを1本買って、車内で楽しみつつ帰阪します。
酔いが回るとすぐに眠ってしまい敦賀に着く手前で目覚め、新快速に乗り換え無事大阪まで着きました。
2011年の夏の旅もこれで終わりです。
今回の旅では最高は青森まで足を伸ばし、見所、おいしいものもたくさん満喫でき、楽しい夏の思い出となりました。


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