出張ついでに津山散策 【2】 美作千代と津山機関区 ◆ |
美作千代 ◆ ほとんど仮眠を取ることもなく、夜通し仕事をして、朝に仕事を終えました。 眠いですが、いつもの過酷な旅と比べるさほど気になりませんでした。 というわけで朝から駅めぐりです。 一緒に仕事をした現地の作業員にお願いして美作千代駅まで送ってもらいました。 この駅も昨日に訪問した美作滝尾駅同様、かなり古い駅です。 別れ際に「こんな駅で降ろして大丈夫なのか?」という現地の作業員の顔が忘れられません。 青空と赤いポストと渋い駅舎、とてもきれいです。 このタイプの駅はほとんど同じ造りをしています。 改札口にあるラッチ、その横に設けられた小さな木のベンチ、駅舎の中の配置、改札窓の形など、美作滝尾とそっくりです。 列車など全く来る気配もありません。 住宅地ですが、とても静かな駅です。 駅前に材木工場があります。 駅に貼られていた昔の写真にも、この工場が写っていました。 周囲の景色は変ろうとも、その時から姿を変えていないこの駅舎は、とても年季を感じます。 昔は木製だったのでしょうか、鉄製のラッチ。 これはこれで年季を感じます。 乗務員詰め所にだるまストーブが設置してありました。 ストーブを囲んでの仕事談話に花が咲きそうです。 美作千代(859D) → 美作追分 ◆ 10:23、新見行きの列車が到着です。 この列車に乗車し、2駅先の美作追分駅に来ました。 この駅は「キリタローの駅」です。 キリタローはこの地域のマスコットキャラですが、その意図はよく分かりません。 ひとまずホームを撮影します。 比較的新しく作られた駅舎で、作りも立派です。 待合室に入ると、びっくりしました。 真ん中に大きな柱が一本、しっかりと梁を支えています。 駅の外に出てみました。 駅はキリタローの館と併設されています。 実際、このキリタローの館はいったい何に使われているのかとか、案内は一切ありません。 ただの公民館でしょうか? 美作追分駅へは、大きなキリタローが目印です。 駅舎よりもこっちの方が目立っています。 駅前にある追分公園。 こ0こはツツジの名所で、シーズンには多くのツツジが咲く公園です。 キリタローはここと関係があるのかどうかは分かりませんが、こんなすばらしい公園があるのになぜこのマスコットなのかが疑問です。 もっと「追分公園のツツジ」をプッシュすればいいのに・・・と思いました。 11:09、津山行きの列車が到着しました。 この列車で津山に戻ります。 美作追分(858D) → 津山(徒歩) → 津山機関区(徒歩) → 津山駅(快速28115) → 大阪駅JR高速BT ◆ ◆ 津山ではバスの発車時刻まで1時間ほどあります。 その時間を利用して津山機関区を外から見学してみます。 津山駅からとほ10分ほどで機関区の裏手に着きました。 何か刑務所のように見えてしまいます・・・ フェンス越しに歩くと、機関区の窓ガラスがいたるところ抜けています。 隙間から保存されているディーゼル機関車が見えました。 DD15-30。 久しぶりにこの丸目のDDを見ました。 DE50-1。 あまり聞きなれない車番ですが、試作車として1両だけが作られたようです。 DE10やDD51などの全身ともいえる車両です。 写真では分かりませんが、側面にある廃熱部が特徴です。 キハ58、キハ28、キハ181です。 いろいろなところでこの3両にはお世話になりました。 キハ181は、特急はまかぜが最後に見た姿です。 キハ33、キハ52。 キハ33は山陰本線でお世話になり、キハ52は大糸線でお世話になりました。 キハ33は客車改造のディーゼル車で、まだ現役で走れそうなのに惜しいです。 機関区全体。 ところどころ空きスペースが目立ちますが、そのうち埋まるのでしょうか。 四国に居るDF50とか久留里線のキハ30なんかも、ゆくゆくはここに来たりして・・・ 機関区の外は車両基地になっています。 岡山近辺のローカル線を走るキハ40、47やキハ121が留置されています。 12:30、津山駅を出発する大阪行きの高速バスで帰阪します。 疲れで眠っているうちに大阪市内に到着していました。 出張ついでに、ローカル駅に訪問できるのは私の仕事の役得です。 しかもほとんどが会社のお金・・・いや、ちゃんと仕事もしていますよ。 楽しませていただきました。 |