大雪のクリスマス東北旅行'2011 【2】 銚子電鉄と外川駅 ◆ |
2011年12月23日(金) 都賀(325M) → 銚子 ◆ 都賀で一晩泊まり、翌朝の325Mで銚子に向かいます。 銚子行きの始発列車は、乗り換えなしの直通で、とても便利です。 1時間40分ほどで銚子につきました。 車両は211系です。 ホームの先はそのまま銚子電鉄の駅になっています。 オランダ風の建物で以前は風車があったようです。 銚子電鉄のサイトに、風車のあった頃の駅舎が出ていますよ。 銚子 → 外川 ◆ さっそく銚子電鉄の車両、デハ1002が停車していました。 鮮やかな赤の丸の内線のような塗装です。 車内は古い扇風機やロングシートが歴史を物語っています。 通学路線ということもあり、次第に乗客が増えきました。 撮影は中止です。 わずか20分で銚子鉄道の終点、外川に着きました。 外川 ◆ 外川には2010年9月に営業運転から外れたデハ801が留置されています。 駅舎はかなり年季を感じますが有人です。 ガラスケースには鉄道グッズが展示されており、買うことも出来るようです。 また、NHK連続テレビ小説「澪つくし」のロケ地でも取り上げられ、駅前にその看板があります。 駅を出て少し歩くと、機回しに使うに引込み線を渡ることが出来ます。 そこから少し望遠でデハ1002とデハ801を撮影してみました。 再び駅に戻り、今度はレトロな丸ポストをメインに撮影してみます。 レトロがよく似合う銚子電鉄の車両です。 外川駅の白熱電球を撮影していると、デハ1002は出発しました。 後にはポツリ残されたデハ801と静かな駅。 駅ノートが設置してありましたが、残ページがないのと落書きが多いので描くのをやめました。 しばらくすると違う車両が入ってきました。 元、伊予鉄の車両デハ2000+クハ2500の2両編成です。 こっちがクハ2500、クリスマスラッピングで登場です。 メリークリスマスの看板を上げていますが、シンプルすぎる手作り感丸出しです。 こっちがデハ2000、東急の青ガエルっぽい顔ですね。 車内は冷房装置があるくらいで、普通のロングシートでした。 同じように引込み線から、デハ801とセットで撮影。 そろそろ車両の撮影にも飽きてきたので、外川漁港に足を伸ばしてみます。 外川駅から坂道を下り海を目指します。 小さな漁村という感じですが、釣りで有名らしく道々に釣り船屋が多くありました。 坂を下り終わると穏やかな漁港に着きました。 外川漁港です。 朝9時半ごろの漁港の様子です。 なんとなく曇っていますが、とても穏やかで気持ちのいい朝の景色でした。 漁港から戻ってくると、またぽつり残されたデハ801が寂しげにこっちを見ています。 ちなみに鉄道ネタですが、手前にあるのがスプリングポイントです。 「S」っていうのが目印です。 ポイントは転轍機(てんてんつき)って言うのですが、写真のスプリングポイントは常に右に開通しています。 普通のポイントと違うのは、手動で切り換える事が出来ないという事。 写真のスプリングポイント常に右にしか通さないのですが、左から来た列車がポイントを踏むとどうなるか? 答えは、車両の自重でポイントを強引に割るのです。 割った後、ばねの力でまた右に開通する・・・これがスプリングポイントの動作で、ローカル線の交換駅とかによく設置してありますよ。 外川 → 犬吠 ◆ 一駅戻り犬吠駅にやってきました。 「いぬぼう」とよみます。 ポルトガル風として銚子電鉄のサイトでうたっていますが、実際はかなり廃れている寂しいホームです。 駅舎の中は、そうではありません。 名物「ぬれ煎餅」を売っているお店があり、ちょっとした売店があり、駅ノートもあります。 正月の初日の出や、夏の観光シーズンにはお客さんも多いのでしょう。 駅前には昔使っていた車両が倉庫として放置してあります。 かなりの廃れ具合です。 駅前には桃太郎鉄道のキャラクターの石造があったりします。 銚子電鉄の感想ですが、一言で酷い有様でした。 もうすこし丁寧にメンテナンスすれば、車両も駅舎もホームも美しいと思います。 犬吠駅だってそりゃ建物ですから放置しとくと錆が浮いたりしますよ・・・ でも例えばホームに花を植えるだとか、今ひとつ「きれいに飾ろう」とするのが見えてこない鉄道でした。 このまま行くといずれは廃線という結果を辿るのでしょう。 この後は、大パノラマの犬吠崎を目指しこの駅から歩きます。 |