2011年門司港年越し旅行 【2】 年末の北九州の景色 ◆ |
2011年12月31日(土) 宮島口(1561M) → 岩国(2239D) → 櫛ヶ浜 ◆ 宮島口から山陽本線を岩国に進み、岩国から初めての岩徳線を乗りつぶします。 岩国発16:11と、遅めの出発で、岩徳線内で今年最後の日没を迎えます。 本当なら景色を楽しみたかったのと、どこか一駅下車してみたかったのですが、それは次の機会になりました。 岩国からキハ40広島色が登場です。 この顔をみると一気にローカルムード満点です。 下車してみたい駅の一つ、西岩国駅です。 駅舎がレトロな洋風建築で、年季を感じます。 今回は停車中にホーム越しに屋根だけ撮影・・・ 列車はこんな山間部縫うように走ります。 そろそろ日没です。 日没前に列車は周防高森駅停車します。 この駅では列車の交換のために少しの間停車しました。 駅舎の写真を撮るぐらいの時間が十分にあったので、すこし下車してみました。 真ん中のホームは線路が撤去されていて、花壇になっています。 かつては機回しや退避に使われたのでしょう。 少し下車して、駅舎と駅待合室を撮影しました。 これで郵便ポストが丸いポストだったら、もっと絵になったかも知れません。 年末の夕焼け空を見上げる寂しげなキハ40。 跨線橋の上から夕陽を撮影しました。 ローカルムードが漂います。 やがて交換列車が到着しました。 広島色と首都圏色(通称:タラコ)が抱き合わせです。 列車の交換を終え、周防高森駅を後にします。 続いて下車してみたい駅の一つ、高水駅に停車しました。 駅前の公民館らしきところで年越しイベントの準備がされていました。 乗車している列車は徳山行きですが、徳山の手前の櫛ヶ浜駅で山陽本線と再び合流します。 徳山駅には何度か訪問したことがあるので、今回は櫛ヶ浜で下車してみることにしました。 櫛ヶ浜駅の跨線橋から撮影しました。 コンビナートの明かりがとてもきれいです。 もう少し大きな駅かなとおもっていたら、実は小さい駅でした。 待合室ははこんな感じです。 櫛ヶ浜(1563M) → 下関(列車番号不明) → 門司(列車番号不明) → 門司港 ◆ 櫛ヶ浜から下関行きをつかまえ乗車します。 あたりはすっかり暗くなって、いよいよ年越しムードになってきました。 乗客は新年をイベントや社寺で迎える若い人が多く、盛り上がっています。 そんな乗客に混じって、私もカウントダウンイベントで新年を迎えるのですが、その前に下関で下車し駅から近い温泉を目指します。 長い旅客列車も十分に停まれる長いホーム。 この先、関門トンネルを越える山陽本線西の端の駅です。 もちろんフグで有名な駅でもあります。 駅前のこのアングル、新聞などで見たことないですか? 2006年1月に放火によって駅舎が焼失した場所です。 駐車場になっている場所には、かつての下関乗務員センターがあり、下関駅舎の三角屋根も焼失しました。 よく見ると壁に当時の火災の跡が残っています。 高架の壁に三角屋根の形に斜めに跡が残っています。 反対側は華やかな下関のネオン。 ここから線路沿いに歩いて10分のところにある、下関日の出温泉で、今年1年の汚れを落とします。 温泉でさっぱりした後は、いよいよ関門海峡を越え九州入りです。 予定していた列車より少し早い列車に乗車できました。 ここからは、電気の種類が交流→直流に切り替わるデットセクションを越えるため、交直両用の車両415系が登場です。 関門海峡を越え門司駅に着く手前で車内の明かりがすべて消え、電源の交換をします。 そして門司駅に到着です。 門司から門司港まで、これまたうれしい誤算。 リバイバル塗装(旧国鉄色)の415系に乗車でき、門司港駅に到着です。 レトロなホームとレトロな列車、国鉄時代を思わせる写真が撮影できました。 水道の蛇口や笠をかぶった裸電球などちょっとしたところまで、レトロな感じに仕上がっている門司港駅。 新旧入り交ざったツーショット、赤黒のツートンカラーが特徴の813系と旧国鉄塗装の415系が並びました。 こちらは特急有明などに使われる787系。 九州新幹線が開業するまでは、特急つばめとして活躍したJR九州を代表する名車です。 駅前で開催さ列カウントダウンイベントに参加するために、ひとまず改札を出ます。 コンコースや天井は、昔のまま保存されています。 まだ開催前だというのに、駅前広場にはすでに人が集まりだしています。 売店では門司港の名産品が売られています。 門司港(徒歩) → 門司港レトロ(徒歩) → 門司港 ◆ 門司港レトロカウントダウンまでまだ時間があります。 その間に食事を済ませ、門司港レトロの夜の街をぶらつきます。 関門海峡がよく見えるベンチに座って、家から持ってきたお手製のお弁当を頂きます。 海岸の街路樹はライトアップされとてもきれいです。 西海岸可動橋にきました。 定刻になると船が出入りするために、橋がもち上がります。 その時刻が端の手前に書かれていました。 西海岸可動橋です。 可動橋の内側、内港からレトロな町並みを撮影します。 今回は三脚を使わず、カメラを台などに固定して長時間シャッターで撮影しました。 WBはオレンジ色が引き立つように調整しています。 門司港レトロの湾内をぐるり一周して、門司港駅に帰ってきました。 さっきの倍はあろうかという人でごったがえしています。 残念なことにこのあたりから、雨が降り始めました。 会場では名物のバナナの叩き売りが始まっていました。 雨が酷くなり、これ以上カメラとかばんを濡らすわけには行きません。 さっきまで名演奏を繰り広げていたバンドも、いったん軒先に避難です。 会場では「この後の花火は0時になると打ちあがります。」とアナウンスが始まりました。 さて、もともと人ごみが嫌いな私。 ふと考えました。 それは花火の打ち上げ場所です。 さっき歩いた場所に打ち上げ場所などありません、となると当然駅舎の反対側。 駅舎の反対側の空き地といえば、九州鉄道記念館付近の列車の車両基地しかない! そう確信し、花火が一番よく見える位置に移動してみました。 これが吉と出るか凶と出るか。 そして、門司港駅のホームにやってきました。 0:02発の普通列車が出発待ちです。 予感は的中! 誰も居ないホームで花火を独り占めです! しかもうれしいのは花火と787系のシルエットが当時に見れたことです。 0:02発の列車がかぶりました。 私の周りには誰も居ませんでしたし、当然こんな写真を撮ったのは私だけです。 新年早々、とても幸先がいい!! |