えきのて北海道13日間〜本州脱出篇〜 【3】 そして上越雪国へ ◆

2012年3月18日(日)

高崎問屋町(721M) → 水上(1731M) → 湯檜曽 ◆

日が変わり、高崎から上越線を進みます。
この日の目的は上越線の普段はムーンライトで深夜に通過する駅の訪問です。
まずは水上駅までやってきました。
雪国の入り口って感じの駅です。



駅前には小さなバスターミナルとおみやげ物屋が軒を連ねます。



朝も早く、まだお店は開いていません。
乗換えの待ち時間にさらっと駅前を見て周り、乗り換えの列車で先に進みます。
乗り換えの列車に乗車し、いよいよ雪深い上越の駅で下車して行きます。

まず最初に下車したのは水上駅の次の駅、湯檜曽駅。



ここ、湯檜曽駅は下り線がトンネルの中にあります。
下り線で訪問したので、トンネルの中に着きました。



トンネルを横に貫通した出口になっています。



とりえあえず表に出ます。
うぅ、寒い。。。



雪の中に口を開けた湯檜曽駅の出入り口。



駅前にあるのは郵便局のみ。
それ以外は何もありません。



前には川が流れています。





次に地上ホームに出てみました。
退避用か工事用か分かりませんが、側線が1本あります。
頑張ったらここにホーム作れたんじゃないかな。






看板をアップに撮影してみます。




ループの線路が山の中腹に見えます。
このホームに来る列車は、このループ線を通ってきます。




本当ならこの駅から下り線を越後中里まで行く予定でしたが、あまりに寒かったので上り線の列車で水上駅に戻ります。
その列車に乗り続け再び湯檜曽駅を通り越して、越後中里駅に向かいます。

湯檜曽(1726M) → 水上(1733M) → 越後中里 ◆

越後中里駅に着きました。
この駅は表の顔と、裏の顔も持つ駅です。
少し規模の大きなホームがあり、この駅で折り返す列車も設定されています。




まずは裏の顔から。
小さな駅で、町の玄関の役目を果たしています。



駅前には小さいながらも商店街があり、民宿や旅館が目立ちました。



では今度は表の顔。
再び駅構内に戻り跨線橋を渡るとそこは・・・



売店や休憩室があり、かなりの人がいます。




それもそのはず!
ゲレンデ直結の駅になっています。
ここ、越後中里の駅舎は、スキー場のロッジの役目を果たしています。
その設備はすごく、休憩所から、おみやげ物の売店から、無料の大浴場まで設置されています。
もちろん冬季限定ですが。



スキー客に混じり私服の私はすごく浮いていますが、それでもゲレンデを撮影して回ります。



おしゃれなボード!



この駅で下車した目的はこれ!
前から通るたびに気になっていた、スキーの休憩室。
旧型客車スハ43系が使われています。

1号車から6号車の車番は
スハフ42 2067 - スハ43 2166 - オハ47 2232 - オハ47 2327 - スハ43 2326 - スハ43 2345
7号車はなくて、8号車から12号車が、 オハ47 2025 - オハ47 2071 - オハ47 2300 - スハ43 2481 - スハフ42 2069

まずは1号車、スハフ42 2067 。



2号車、スハ43 2166。
中はシートがすべて撤去され、フローリングになっています。



一部だけ残る内装は木製!
木製の壁、年季の入った網棚。




3号車、オハ47 2300。
なんと内装はそのまま!
木製のフレームのシートはすごく貴重です。



網棚は撤去されていましたが、服をかけるフックや座席番号のプレート、そしてテーブルやブラインドは、そのまま残されています。





4号車、オハ47 2327は立ち入り禁止。
残念でした。
連結部の扉から見ると、車内は3号車と同じく木製フレームのシート、さらに網棚もあり、ほぼ原形を留めています。




5号車スハ43 2326はすっとばして、 6号車 スハ43 2345。



網棚、木製フレームのシート、そしてデッキとの境目の木製ドア。
コレだけ見ると、動き出した客車の車内にいるようです。



トイレ設備は見学できませんでしたが、洗面台は塞がれ物置になっていました。




7号車は撤去されたので、1両分の隙間があります。
1号車から6号車までを撮影します。



続いて8号車から12号車までの5両です。
鉄道模型のような長編成ですね!!



8号車、オハ47 2025。



中は完全なフローリング!
でも、窓枠にかなりの痛みが目立ちます・・・



9号車、オハ47 2071。
立ち入り禁止。
鉄フレームのシート。
これは少し古い12系客車など、現役の客車でも見かけます。



10号車、オハ47 2300
鉄フレームのシート、網棚、デッキのドア、壁。
12系客車に近い形です。




11号車、スハ43 2481が立ち入りできなかったので表に回ります。



11号車スハ43 2481と、12号車スハフ42 2069の連結部分。



12号車までを撮影。



最後尾の12号車スハフ42 2069は、物置みたいになっていました。



これ以上、雪の上を歩くのが嫌なので、ゲレンデと反対側の駐車場を歩いて駅まで戻ります。
この他にスハフ42 2143 - オハ47 2029 - オハ47 2027 - オハ47 2258 - スハ43 2479 - スハフ42 2032が留置されているようです。
雪で足場が悪いし、何より寒いし、靴の中に解けた雪が染込んでえらいことになっていますし・・・・・
一度に全部見なくてもいいだろうという事で、今回はここで引き返します。

帰り道、何気に車両を見ていると、本当に旧型客車がホームに停車しているように見えました。



この画像なんか、駅のホームにそのまま止まっているように見えませんか?
スキー板が邪魔ですが。。。



今更気付いたのですが、連結部の幌。
連結部分はごまかしているのかと思っていましたが、よく見るときっちり連結しています。



この後、スキー客向けの食堂で暖をとりながら食事をとり、靴を乾燥させました。
暖かいストーブ・・・あぁ生き返った。
冬の旅は寒さとの戦いですね。
生き返ったところで、次の目的地向けて出発します。


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