えきのて北海道13日間〜道北滞在篇〜 【14】 石勝線の旅 ◆ |
2012年3月27日(火) トマム ◆ 特急スーパーとかち4号は、12:29、トマム駅に到着しました。 世にも珍しいカタカナの駅で、その昔は「トマム駅」「ニセコ駅」「マキノ駅(湖西線)」しかなたっか時代ありました。 珍しいカタカナ駅だ!と思っているうちに、「ハウステンボス駅」「ユニバーサルシティ駅」「オレンジタウン駅」「スペースワールド駅」。 増えましたねぇ・・・私が住んでいる関西の地下鉄にも「コクモスクエア駅」があります・・・ そんなカタカナ駅のトマムで下車します。 ![]() エゾ銀狼さん、なにやってるのかなぁ・・・とそっと見ると、列車の発車の時の走行音を収録中! これではあまり大きな音を立てるわけにも行かず、邪魔になるといかんので、私もだまって発車動画を撮影です。 さて列車も過ぎ、ようやくトマム駅の全貌が見えました。 その前に、待合室にあった温度計・・・氷点下だ!! うぅぅぅ・・・寒い・・・・ ![]() ![]() ホームは特急が止まるだけあって、すごい長い! 2面2線の対向式ホームで、反対側のホームに駅舎があります。 ![]() ![]() ![]() 雪と青空が見事にコラボしてすごく美しい! ![]() 跨線橋で反対のホームに渡ります。 ![]() 跨線橋の上から見ると、こんな長いホーム! 反対側にも同じぐらいホームありました。 ![]() 小さな詰め所。 ここはもともと待合室だったのでしょう、ストーブが設置されています。 そして移動用の駅看板! このサービスいいですね! 写真撮りたいところに、その場所に駅看板を入れたいんだが・・・こんな時はこの移動式の看板の登場! 氷見線の雨晴(あまはらし)駅も同じようなサービスやってました。 ![]() ![]() ![]() ![]() トマム駅の駅舎。 コンクリート製で無人、駅ノートなし。 簡単な待合室があるだけで、人は全くいない・・・ ![]() ![]() 駅の向こうはすぐにトンネル。 えええ?これがあのリゾートで有名なトマム駅なの?? 現実は夢物語か・・・ちょっとショック・・・ ![]() ![]() と、思いきや! 実はさっきの跨線橋、奥の建物に繋がっているのです。 壁には、北海道で使われていいる方言が書かれています。 ![]() 着いたところは、広い待合室!! ここは、トマムリゾートのインフォメーションセンターです。 ここから無料シャトルバスで山の上のトマムリゾートまで送迎してくれます。 JRのカウンターもあり、列車の時間や旅情報や切符の購入もする事ができます!! それよりもストーブ! あぁぁぁ、暖かい暖かい・・・ありがたや、ありがたや。 ![]() ![]() ![]() 駅の外はこんな感じです。 外に出ても、バス停以外は何もありません。 トマムと聞いてリゾート地を想像し、お土産物屋や食べ物やなどがあると思ったらアウト! とにかくシャトルバスに乗らない事には始まりません。 ![]() わわっ、すごいツララ!! ![]() ![]() ![]() ![]() バスに乗らないと何もないといいましたが、駅前にはスキー場があります。 が、閉鎖されていました。 リフトも雪で埋まっています。 係りの人に聞いてみると、ここは貸切のスキー場だとか。 このスキー場を利用する人用に、駅舎(兼、インフォメーションセンター)の地下にはロッカールームがありました。 ![]() 今回は鉄道の旅がメインなのでスキーリゾートには行かず、トマム駅で滞在します。 うろうろしていると、貨物列車の交換を見る事ができました。 ![]() ![]() トマム(36D) → 新夕張(2639D) → 夕張 ◆ トマムから特急スーパーとかち6号に乗車し、新夕張に向かいます。 石勝線は普通列車の運行がなく、トマム駅に止まるのは特急列車のみ。 その中でも新夕張に停車する特急に乗車します。 これを誤ると途中駅で降りる事ができず、南千歳まで行ってしまいます。 もちろん青春18きっぷや、北海道&東日本フリーパスの範囲外・・・ 列車は、1駅次の停車駅、占冠駅に停車しました。 「占冠」と書いて「しむかっぷ」と読みます。 関西ではありえない読み方をする駅です。 雪のおかげで周りの景色は見えません・・・ ![]() ![]() トマムからいくつ物信号所を越え、37分の乗車で新夕張駅に着きました。 下車してすぐに乗車してきたスーパーとかち6号の出発動画を撮影しました。 新夕張駅は、夕張支線の乗換駅です。 ![]() ホームは、両側を山に囲まれた盆地の中央に位置します。 2面4線の駅と思っていましたが、帰ってから調べると、かつて夕張支線用に使われていた0番ホームがあり、現在は使われていません。 写真撮り損ねた・・・いや、雪に埋まって発見できなかったのか・・・ ![]() ![]() 駅舎。 ![]() 新夕張駅の旧駅名、紅葉山駅の駅名看板が、駅前に残されていました。 駅は利用客も多く、駅前にスーパーマーケットもあり、食料を確保! 主にビールとおつまみです。 ![]() ![]() 2004年まで新夕張駅から占冠方に楓駅がありました。 1日1往復しか列車がなく、もちろん廃駅になり、現在は信号所。 トマムから新夕張に向かう特急の車窓からも駅の跡を確認できましたが、写真を撮るまもなく通過・・・ 旅は新夕張より夕張支線を走行し、夕張駅に着きました。 途中駅は、あまりの積雪で、ほとんど撮影できず・・・ どれくらいの豪雪かというと、民家1件がすっぽり雪に埋まり、かまくらの様になっているくらい。 中には雪の重みで倒壊している家屋もあり、衝撃的でした。 ![]() ![]() ![]() 夕張駅に到着しました。 1面1線の小さな駅です。 ![]() ![]() ![]() 夕張支線でお世話になった車両、キハ40-1783。 ![]() ![]() サボ。 ![]() こんな角度から・・・ ![]() 夕張駅ですが、駅前には大きなホテル、ホテルマウントレースイがどんと構えています。 そのため、駅舎はとても綺麗な洋風の建物。 ![]() ![]() ![]() 駅待合室と、ホテルマウントレースイの入り口。 ![]() ![]() ホテルマウントレースイでは、日帰り入浴ができます。 寒い寒い冬の旅、ここの温泉で旅の疲れを癒します!! あぁぁ、極楽極楽。 夕張(2640D) → 追分(1475D) → 岩見沢(274M) → 旭川 ◆ 18:15、辺りがようよう薄暗くなった頃、夕張駅を後にします。 列車が発車ししばらくすると日が暮れます。 真っ暗なので写真撮影はせず、新夕張駅で買ったビールちびちび楽しみながら、この旅に同行して頂いているエゾ銀狼さんと談話。 おのずと鉄道ネタがメインになるのですが、この方、北海道の鉄道事情はすべて網羅しているのか、引き出しの多いこと!! 駅や車両のすべてを把握しているような勢いで、ほんと、関心させられました。 「真の鉄道ファン」とはエゾ銀狼さんのような方を指すのでしょう。 私など足元にも及びません。 ![]() ![]() 列車は新夕張を通り過ぎ、室蘭本線の乗換駅、追分駅に着きました。 室蘭本線と石勝線がクロスする駅なので、駅の規模は大きいです。 ![]() ![]() メロンの町なんですね、追分!! あの有名な夕張メロンの事か!? 百貨店でしか見たことないよ! 町自慢できる程メロンがとれる、という事は、メロン狩りとかメロン食べ放題なんてあったりして・・・うへへ。 ![]() ![]() 追分駅構内。 真っ暗闇の中、遠くに灯る赤信号。 なんとも、しんみりします。 そしてこの旅も明日で終わりか・・・と寂しい気持ちになります。 ![]() そんな、しんみり感を感じたのも少しの間・・・とにかく寒い!! カメラを持つ手がかじかんで真っ赤。 さっき、温泉で温まったのに、もう冷えてきた。 とにかく駅舎の中に逃げ込みます。 ![]() ![]() 21:31、室蘭本線に乗車し岩見沢に着きました。 もちろん、真っ暗で撮影なんてできませんでした。 岩見沢では、この日一日お世話になった、エゾ銀狼さんとお別れです。 本当にこの日一日ありがとうございました。 北海道はそう簡単にこれない遠いところ・・・次いつお会いできるのか。 そう思うと、急に寂しくなり、お別れした後に、ほろりと涙してしまいました。 岩見沢駅・・・そういえば7日前、初めて北海道に上陸した日のことを思い出します。 列車遅延で乗車してきた急行はまなすが遅れ札幌で特急に乗車しこの駅で特急を降りたなぁ。 ばたばたしていて、北海道に来た実感も薄かった。 岩見沢を発車した特急が、すっごい雪を巻き上げて走っていく姿を見て、あぁ北海道にきたんやなぁ・・・、と感じた事を思い出しました。 ![]() ここからは小樽行きの電車に乗車。 731系、注目は広告のバームクーヘン! うまそうだなぁ・・・じゃなくて、ドア上に設置されている、エアカーテン。 これで外気を遮断し車内温度を保ちます!! ・・・と、エゾ銀狼さんに教えていただきました【汗】 ![]() ![]() これは711系! 遠く九州を走っている415系にそっくりですが、こちらは同じ交流でも寒冷地仕様! 北海道独自の車両で、ヘッドライトが2つ並んでいるのも特徴です! ![]() この日の宿泊先、札幌には22:13に到着しました。 いよいよ翌日は旅最終日。 明日は、最後の楽しみ、札沼線が残っています!! |
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