飛騨路と伊勢路をめぐる旅 【3】 予定変更し三重県伊勢へ ◆ |
2011年7月30日(土) 高山(833D) → 飛騨古川 ◆ 高山の町を満喫した後は夜の飛騨古川を訪問します。 飛騨古川で下車すると駅前がすごくにぎやか。 よく見ると前のビルの上でビアガーデンが開催されているようで、陽気な人がたくさんいました。 駅前を過ぎ商店街のほうに向かいます。 商店街の奥の方に近づくとなにやら太鼓の音が聞こえてきます。 この日は運良く、この地区の盆踊りでした。 私の住んでる大阪では、盆踊りといえば河内音頭・江州音頭なんですが、ところ変われば盆踊りも全然違います。 大きな荷物があったので踊ることは出来ませんでしたが、楽しい思いをさせていただきました。 盆踊りを見て、駅に引き上げましたがここでトラブル発生! この先の猪谷〜富山が大雨の為、不通との事。 これじゃ富山に行けない・・・ 翌日の城端線、氷見線を楽しみにしていたのですがどうしよう。 駅で時刻表を借り、すぐさまダイヤを変更しました。 名古屋や岐阜まで引き返せるか? ダイヤを見ると戻っても美濃太田止まりでした。 美濃太田での宿泊施設の情報が分からず、この日は高山で宿泊することにします。 とりあえず来た列車に飛び乗りました。 発車時刻も行き先も列車番号も不明です。 飛騨古川(列車番号不明) → 高山(泊) ◆ 高山へ向かう間、翌日の行程を考えました。 朝一に富山に抜ける事も考えましたが、不通だと厄介ですし、高山まで引き返したので今更富山にこだわる事はない。 そこで、伊勢をめぐる行程を考えました。 高山駅に着き早速時刻表でダイヤを調べました、しかも面白いことを発見。 丁度翌日は、池の浦シーサイドに臨時停車する列車が設定されている日だったのです。 これはある意味、富山より面白いぞ! 2011年7月31日(日) 高山(822D) → 美濃太田 ◆ 朝は少しだけゆっくりでした。 無料の朝食を食べ軽くテレビを見て、余裕持って出発です。 昨夜は暗くて景色が良く分からなかったので、朝にホテル周辺を撮影しました。 結構、商店街の端のほうだったのですね。 途中、さるぼぼ神社を発見! いっぱいさるぼぼが吊ってあります。 鮮やかな赤いさるぼぼはとても綺麗です。 高山より822Dの美濃太田行きで高山本線を引き返します。 今回はボックスシートの谷側に座り、飛騨川をメインに撮影します。 大きなダムがいくつもあります。 「南飛騨 萩原 アユとアジメの里」 アジメはアジメドジョウの事です。 アユの塩焼きや、ドジョウの柳川・・・これだけ水が綺麗だと川魚がとてもおいしそうです。 まるで鏡面。 山がそのまま川面に映る綺麗な景色です。 今度はダムのゲートが綺麗に水面に映されています。 少しでも波紋があると、消えてしまいます。 自然の芸術ですね。 美濃太田に着きました。 この駅から太多線で多治見に向かいます。 太多線の列車の待ち時間が少しありますので、駅前を少しぶらぶらしました。 なんだ、駅前にビジネスホテルがあるじゃないですか・・・(笑) 駅舎は丸みを帯びたデザインで、駅前はとても綺麗に整備されていました。 ここでしか見れない編成を発見! 6両編成のキハ40、48。 特急はなしにして、こんな長編成を見たのは何年ぶりでしょう・・・ 四国も4両編成だったような・・・ さすがキハ天国の高山本線! 美濃太田(3620C) → 多治見(3626M) → 名古屋 ◆ 太多線の列車で多治見に向かいます。 次の美濃川合駅までの間は車両基地になっています。 長編成キハの横を通り抜けると、JR東海唯一のラッセル車DE15-1541が留置されていました。 美濃太田から太多線にのるとすぐ車窓に美濃太田車両区が見えてきます。 ここに引退した古い車両たちが留置されています。 左奥から381系(クロ381-11、クハ381-1)、165系(クハ165-120、モハ164-72)、キハ180-1四国色、キハ30-51、その後ろがキハ80(キハ82-105、キハ80-99) というラインナップ。 キハ30といえば、関西では和田岬線で2000年まで使われていた車両で、電化後は見ることがなくなりました。 オハフ46-2009、オハフ46-2008、オハフ46-2027。 かなりの老朽ぶりです。 そして美濃川合駅を越えると木曽川を渡ります。 姫駅に停車しました。 多治見からは中央西線で名古屋に向かいます。 途中、景色の美しい古虎渓を左手に、定光寺駅停車しました。 名古屋(2907D) → 二見浦 ◆ 名古屋からは関西本線、そして伊勢鉄道、紀勢本線、参宮線経由で二見浦に向かいます。 乗車するのは快速みえの鳥羽行きです。 伊勢鉄道は青春18きっぷが使用できないので、この区間は通常の料金を支払います。 せっかくなので、快速みえの指定席を510円追加で確保しました。 まずは名古屋を過ぎたところにある名古屋車両区、略号は「海ナコ」。 ちなみに太多線の美濃太田車両区の略号は「海ミオ」です。 運良く城北線カラーのキハ11-201が停車していました。 永和に停車しました。 弥富駅を過ぎると近鉄と併走しながら、木曽川と長良川を渡る大きな鉄橋を越えます。 近鉄のアーバンライナーが颯爽と抜いていきます。 そしてこのあたりは工場地帯、そのためディーゼル機関車牽く貨車とすれ違うこともあります。 四日市の工場地帯を通過。 四日市付近は昭和石油の工場が多く、専用線がかなり多くあります。 ヤードにはタンク車が停車しています。 本線から分岐する専用線の先がどうなっているのかすごく気になり、ついつい覗き込んでしまいます。 近鉄との併走区間で、近鉄特急ビスタカーEXと併走します。 関西本線は近鉄名古屋線と併走しており、近鉄は電化複線、方やJRは非電化の単線(一部複線)。 両方、名古屋から鳥羽までを争いっていますが、JR快速みえVS近鉄特急は明らかに近鉄に軍配が上がります。 居攝津同区間を過ぎ参宮線に入りました。 松阪-伊勢市間で宮川を渡り、伊勢の穏やかな平野を進みます。 ようやく二見浦に着きました。 ここまで乗車してきた快速みえのキハ75を撮影。 二見浦は昔の名残かかなり長いホームが特徴です。 長いホームの割りに、1両のキハ11がぽつんと停車する光景は、寂しい感じがします。 歴史を感じる古い椅子が印象的。 無人駅ですが、訪問時は七夕の飾りがしてありました。 駅舎は夫婦岩をモチーフにデザインされています。 二見浦(2909D) → 池の浦シーサイド ◆ 二見浦駅を後にして、次はいよいよ臨時駅、池の浦シーサイド駅に向かいます。 1両のキハ11に乗車します。 車内の運賃表示機には、文字数の関係で「池の浦」のみの表示。 いよいよ、池の浦シーサイドに降り立ちます。 |